時計って毎日繰り返し見る場所、人の視線を集める場所。それを生かした新しい時計も登場してるね!
単に時間を知るだけじゃなくて、エクササイズの記録とか、思い出を飾る場所とか?古代の日時計とか歴史的にも古いのに、今でも進化してるってすごいね。
時計は人の目線が定期的に戻ってくる場所。その特徴が、「時刻を知る」という本来の目的を超えて、時計のデザインと機能を押し広げてきました。今では、身体の状態を瞬時に把握したり、家族の思い出に永く寄り添うツールになったりとますます身近な存在になりました。
- 目次
- 1. クロック?ウォッチ?どっち?
- 2. 時計のタイプ
- ・アナログ時計
- ・デジタル時計
- 3. 時計の種類
- ・機械時計・自然時計
- ・日時計
- ・水時計
- ・砂時計
- ・懐中時計
- ・壁掛け時計
- ・置き時計
- ・腕時計
- ・ナースウォッチ・ダイバーズウォッチ
- ・電波時計
- ・スマートウォッチ・ウェアラブルコンピュータ型時計
- ・街時計・駅の時計
- 4. 時計の目的・役割
- ・時間を知る
- ・目覚ましをかける
- ・運動を記録する、身体機能を知る
- ・思い出に寄り添う
- 5. オーダーメイドの置き時計〜思い出を金属に刻む
クロック?ウォッチ?どっち?
時計は英語でclock(クロック)、watch(ウォッチ)と呼びます。設置して複数の人が見る時計を clock(クロック)、身につけて個人的に使うものを watch(ウォッチ)と呼びます。
時計のタイプ
時計は駆動原理により、アナログ時計とデジタル時計に大別されます。
アナログ時計
短針、長針、秒針で時刻を表示する方法を採用した時計です。
デジタル時計
短針、長針、秒針を使わず、数字の文字を電子的・デジタル的に表示する方法を採用した時計です。最近は、デジタル的にアナログ表示させる時計もありますが、これもデジタル時計の一種です。
アナログ式(左)とデジタル式(右)
時計の種類
腕時計から置き時計まで時計の種類はさまざまです。ここでは古代の時計から現代のウェアラブルコンピュータ型時計まで一挙に紹介します。
機械時計・自然時計
日の傾きやおもり、バネ、電気などの動力から一定の動きをとりだし、それを時針に伝えて時を刻む時計です。
よく知られるのは、振り子時計やゼンマイ手巻き時計、水晶の振動を活かしたクオーツ時計です。
振り子時計
ゼンマイ式時計
日時計
太陽の動き、光の角度を活かした時計です。日時計は古代ピラミッド時代にすでに使われていました。
水時計
一定の時間を計るための時計です。決まった容器に水を流し込み、その水面がある高さになるまでの時間を一定とします。水時計は古代ペルシア人がカナートから湧き出す水を公正に分配するために使われていたと言われています。
公園に設置された水時計の一種
砂時計
砂時計も昔から生活の身近なシーンで使われてきました。原理は水時計と同じで、一定の時間を正確に知るために使われます。木枠やガラス細工で意匠性高く作られているものも多く、インテリアとしても人気です。
懐中時計
懐(ふところ、ポケット)に収納する小ぶりの時計です。腕時計のルーツとも言われています。実際には、鎖で衣服と繋げて使われることが多かったようですが、これは今でいうスマホのリングストラップと同じでしょうか。当時もうっかり落として高価な時計を壊してしまう人もいたようです。
壁掛け時計
壁や柱に固定して使用する時計です。遠くからでも見やすいように、アナログ式が使われることが多く、時計の直径や文字盤の文字も大きいものが好まれます。
置き時計
デスクやテーブルの上に置いて使う時計です。作業の邪魔にならないよう、スペースをとらない小ぶりのものが多いです。
腕時計
小型の時計に皮や布のバンドを通して、手首につけて使用する時計です。
ナースウォッチ・ダイバーズウォッチ
腕時計の一つで、ナース、ダイバーや登山家など特殊な環境で仕事や作業に従事する人が付ける時計です。当時は防水機能が十分でないことが多かったため、高い防水機能・耐圧機能を備え、過酷な環境でも壊れない「丈夫さ」を追求した時計が特定の職種の人たちに求められました。
今では、防水性能や耐衝撃性能が高い時計が広く販売されるようになり、ダイバーズウォッチでなくても、過酷な環境を耐え抜く腕時計が廉価に手に入るようになりました(G-SHOCKなど)。
電波時計
電波時計とは、標準時刻情報の電波(標準電波)を時計内蔵装置で受信し、自動補正して常に正確な時刻を表示する時計です。その時刻情報で日付(カレンダー)も自動修正されます。
標準電波は地上の発信局や人工衛星から受信するタイプがあります。
ソーラー時計ソーラー時計とは太陽電池時計とも呼ばれ、太陽や室内照明の光エネルギーを電気に変換して動く時計のことです。家の屋根に設置されるソーラーパネルで電気を作るのと基本的に原理は同じです。
シチズン、セイコー、カシオなどの電子メーカーがとくにソーラー腕時計の技術を高め、現在はオートセーブ機能、すなわち夜間など暗いときは秒針を停止させて節電し、明かりや振動を感知するとすぐに復帰させて電力消費を抑える機能も普及しました。
ソーラー時計は市街地や公園の時計にも多く採用されています。
スマートウォッチ・ウェアラブルコンピュータ型時計
時計タイプのウェアラブルコンピュータで、スマートフォンと同等機能を持ちます。
なかでもアップルウォッチが有名で、通話やラインができたり、心拍数や血中酸素濃度など身体の状態を瞬時に測定できるなど多機能化しています。ロジック半導体を積んだ時計は可能性が無限のようです。
街時計・駅の時計
商店街や広場、公園、駅など公衆の場に設置された時計です。その街の空間や建物の雰囲気に合うデザイン・意匠が採用されることが多いのが特徴で、人々に親しまれ、街のモニュメントや目印になることも多いようです。「アーケードのあの水時計のところで待ち合わせね!」
花で彩られた地面や景石を文字盤にした時計
時計の目的
このようにさまざまタイプの時計があることからも分かるように、時計の目的も今やさまざまです。
時間を知る
時計の本来の目的は、正確に時間を知ることです。
電波時計なら非常に正確です。クオーツも高精度。スマホやアップルウォッチの時計機能は機械式時計でも電波時計でもありませんが、通信によって自動的に時刻合わせをしているので、誤差はほとんどありません。
昔なら時計の目的は正確に時間を知ることでした。でも今や時計の目的はこれだけではありません。
目覚ましをかける
仕事にいく、学校にいくために多くの人が目覚まし時計を使っています。今はiPhoneで代用する人も多いですが、それでも寝室やベッドの脇に目覚し時計を置いている方は多いのは、目覚し機能に特化しているからです。キリッとした大きな音は目覚し時計ならではの機能です。
運動を記録する、身体機能を知る
どれだけの距離を走ったか、そのときの心拍数はどうだったか、そんなデータを腕時計で簡単に知ることできるようになりました。。専用アプリに連携させれば、1ヶ月の運動量、身体機能の変化を仲間やコーチと共有できます。ジムでエクササイズを行う人や、ラン、や登山などアウトドアスポーツを行う人の多くがウェアラブルウォッチを身につけるようになりました。
思い出に寄り添う
時計は毎日何回も見るもの、定期的に人の視線を集める場所なので、家族の思い出を飾るもってこいの場所です。家族の写真やペットの写真を、リビングの置き時計のそばに置く、そんな習慣は世界共通で見られます。
家族の思い出と距離が近い置き時計ですが、時計自体に写真をはめ込んだり、文字盤にペットの写真を印刷することもあります。これなら眺めるたび温かい気持ちになれますね。
実際、ネットで探せば、家族やペットの写真を差し込める置き時計タイプの商品が多く販売されています。
時計の文字盤に写真をプリントするものもあります。これなら好きな写真をいつまでも鮮やかに残せます。直射日光に気を付ければ、色あせもしにくいですね。
オーダーメイドの置き時計〜思い出を金属に刻む
さらに、金属に直接刻印するという方法もあります。写真を金属盤へダイヤモンド粉末などで削って浮き出す刻印するタイプです。
金属加工なので色は付けられず主に2色、3色などモノクロに近い仕上がりになりますが、それが逆にシンプルな佇まいになり、いつまでも自然な形で寄り添ってくれると、ペットなどを刻印する方が多いようです。
ペットと過ごす時間は代えがたいもの。今そばにいても、旅立ってしまっても、過ごした時間はいつまでも色あせることはありません。
不意に訪れたお別れに心の整理がつかなくても、愛情と感謝の気持ちをこんな形で残せれば、無理に心に整理を付けなくても、いなくなった子に寄り添って自然と時間を過ごせていけそう。
リアルウォッチは、そんな思い出を刻印して一生モノに仕上げるサービスです。
ダイヤの粒子を噴き出すサンドブラストで刻印し、アルミの錆を防ぐアルマイト加工を施す商品です。いつまでも色あせず、現像写真のように傷んでいくこともありません。
オンラインストアへ戻る